やってはいけないO脚ストレッチ!逆効果になる3つの習慣|専門家が正しい改善法を解説

「O脚を治したい…」「毎日ストレッチしているのに変わらない」
そんな方は、もしかすると “逆効果のストレッチ” を続けているかもしれません。

実はO脚は、ただ太ももを内側に寄せれば改善するものではなく、
足首・膝・股関節・骨盤の連動が整ってはじめて改善する ものです。

今回は、整体院に来られる方の中でも特に多い
「O脚が悪化するやってはいけないストレッチ・習慣」を3つ解説します。

“頑張っているのに改善しない”という方ほど、ぜひ最後まで読んでください。


■1. 太ももの内側(内転筋)だけをひたすら鍛える

O脚と聞くと
「内ももが弱いから、内転筋を鍛えればいい」
と考える方がとても多いです。

しかし、内ももだけを鍛えると…

  • 膝だけが無理に内側へ寄る

  • 足首〜股関節のゆがみがそのまま残る

  • 太ももが余計に張りやすくなる

  • 股関節のねじれが強くなる

といった“悪循環”を起こし、
脚のラインがますます崩れるケースが多いのです。

●内転筋だけ鍛えるのが逆効果な理由

O脚は「足首の外倒れ(過回内)」「お尻の筋力低下」「股関節の角度のゆがみ」など複合的に起きるため、
内ももを寄せるだけでは改善しません。

むしろ、土台である足首のねじれを直さずに行う筋トレは、
脚全体のねじれを強めてしまいます。


■2. 膝をくっつける“無理なO脚矯正ストレッチ”

ネットやSNSでよく見かける
「膝をギュッと寄せるO脚改善」
「太ももを内側にひねって揃えるストレッチ」
これは一見効果がありそうですが、実は危険なパターンです。

●このストレッチが危ない理由

膝は本来、“ねじれに弱い関節”。
本来噛み合っていない角度で無理に力を入れると、

  • 膝関節を痛める

  • 余計に外側に張る

  • 太もも前がパンパンになる

  • 脚のねじれが強くなる

と、O脚を悪化させるリスク大。

さらに、膝だけ寄せても股関節・足首がそのままなので
根本改善にはつながりません。

●膝は「揃える」のではなく「揃う状態に整える」

O脚改善は
“膝を寄せる”のではなく、
膝が自然と正しい位置に揃う体作り が重要です。

そのためには、股関節のねじれを戻し、
お尻の筋肉に正しく力が入るようにすることが先です。


■3. ふくらはぎをゴリゴリ押しすぎるセルフケア

むくみ改善=脚が細くなる
というイメージから、ふくらはぎを強く押したり、
ローラーでゴリゴリ刺激する方がいます。

しかし、やりすぎると…

  • ふくらはぎの筋肉が硬くなる

  • かえってむくみが悪化

  • 脚のねじれが強くなる

  • 足首の可動域が狭くなる

という逆効果に。

●O脚の人の共通点

O脚の人は多くの場合
足首が硬く、ふくらはぎ外側ばかり使っている ため、
強い刺激は負担を強めてしまいます。

ふくらはぎは“ほぐすより動かす”ほうが改善が早いです。


■じゃあどうすればいいの?正しいO脚改善のポイント

✔1. 足首のねじれを整える

O脚改善の第一歩はここ。
足首が外に倒れたままだと何をしても改善しません。

→ 足首をゆっくり大きく回す
→ かかと重心を意識する
→ 足裏アーチを整える

✔2. 股関節をニュートラルに戻す

股関節の角度が正しくなると膝が自然とまっすぐに。

→ お尻の中臀筋に力が入りやすくなる
→ 太ももの外張りが軽減

✔3. 正しい歩き方を身につける

普段の歩き方がO脚をつくります。

→ つま先は軽く正面
→ 足裏全体で着地
→ お尻を使って蹴る

この3つを整えれば、脚のラインは大きく変わります。


■まとめ:O脚は“正しい順番”で整えることが大切

O脚改善に必要なのは、
無理なストレッチや膝を寄せる努力ではありません。

大切なのは、

  • 足首

  • 股関節

  • お尻

  • 歩き方

この4つを正しい順番で整えること。

もしあなたが
「色々試したのに改善しない…」
と感じているなら、

それは“やり方の問題”であって、
あなたの努力不足ではありません。

当院でも、足裏・足首から整えることで
長年のO脚が改善したケースが多数あります。

ぜひ一度ご相談ください。

京都おざき整体院