外反母趾は遺伝する?

「外反母趾は遺伝するから仕方がない・・・」
物心がついたころから外反母趾だった人そう思っている方が多いと思います。

あなたも「外反母趾は遺伝だから仕方ない・・・」なんて、勝手に思い込んで諦めていませんか?

 

足の親指が小指側へ向かってくの字に折れ曲がったように見える外反母趾。

「子供の頃から外反母趾だった」という方は多く、外反母趾を遺伝だと思い込んでいる方が多数おられます。

 

結論「外反母趾は遺伝しない」。「10代、20代の外反母趾の変形は、大きく改善できる可能性がある」です。

※痛みは変形に関係なく改善することが可能です。

 

外反母趾は『足に合っていない靴』『足のバランスの崩れ』が9割ほどの原因で、仮に遺伝があったとしても外反母趾の原因の1割程度です。

 

・足の形状は足の親指が人差し指よりも長い

・親指の付け根の関節が丸みを帯びている

・足や関節の形状、骨の形状や細いなど骨格構造、関節と関節周りの靭帯が柔らかく弱いなど

 

外反母趾になりやすい体質、身体的な特徴などを遺伝によって受け継いでいる可能性は大いにあります。

つまり、外反母趾そのものが遺伝するのではなく、外反母趾になりやすい要因が遺伝するのです

 

外反母趾は女性特有の疾患と思われがちですが、近年は男性が外反母趾を患う比率が高まっています。それは遺伝的な因子と、幼少期から思春期あたりの過ごし方に、大きく男女の違いが無くなっていることが原因とも言われています。

 

【外反母趾になる原因】

◆足に合っていない靴を履く

先の足や身体の体質的な遺伝の他にも、外反母趾になってしまう原因はいくつも挙げられますが、多くは足に合っていない靴を履き続けたことと、足裏のバランスが崩れている事にあります。

 

小さすぎる靴を履くと、足指は狭い靴のつま先部に押し込められます。

靴が大きすぎる、または靴紐やを締めずゆるく履いている場合も靴の中で足が滑って狭い靴先に足指が押し込められます。

そうなると、足の指が使えない『浮き指』の状態になり足のバランスが崩れ変形の進行が進みます。

 

◆学校指定の靴が一因


多くの小学校では「上履き」、女子中高生の通学靴の「ローファー」。

これらの靴はスポッと履けるという共通点があります。

 

通学靴にローファーを履く女子中高生の多くが、足の指先や足裏に痛みを感じる足のマメや靴擦れの痛みを我慢し続けています

 

靴紐などで足と靴をフィットさせることが出来ないため、靴の中で足は大きく動きます。

一日の多くの時間、これらを履いて行動するのですから、足と足指に影響を与えてしまいます。

 

小学生の履く靴は「すぐに小さくなるから大き目のものを・・・」としてしまいがちです。

さらに、成長に合わせて買い換えないなど、最適なサイズを履いていないことも問題です。

 

学校指定の場合はどうにもできない部分もありますが、足にフィットしない靴を履いている事が外反母趾になる要因です。

外反母趾は進行性の病変ですが、外的な要因を取り除くと現状から大きく改善することができます

 

進行度合いが小さいほど、対処し始める年齢が若いほど効果は期待できます。

特に、10代20代なら外反母趾のタイプによっては正常な足形に戻る可能性も十分にあります

 

緩い靴を履く、市販の外反母趾グッズを使う、インソールで対処するなどといった小手先の対処で誤魔化しても根本的に外反母趾が良くなることはありません。

 

外反母趾となってしまった原因は人それぞれに違います。

外反母趾の進行度合いによって改善のアプローチは多少異なりますが、痛みは確実に軽減することは可能です

 

歩行時の外反母趾、病院で手術しか方法がないと思っている方は当院にお任せ下さい。

手術しないで痛みの改善をお約束します。

外反母趾について詳しくはこちら

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